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学生アスリートのパフォーマンスが伸び悩むのはなぜ?理学療法士が行う「動作分析」でわかること

9月18日
読了時間: 7分
パフォーマンスの伸び悩みは動作分析をして一緒に考えましょう

「練習は真面目に取り組んでいるのに、なかなか記録が伸びない」「試合になると、練習通りの動きができない」——そんな悩みを抱える学生アスリートや、そのご家族の方は少なくないのではないでしょうか。


パフォーマンスが伸び悩む理由は、練習量や気持ちの問題とは限りません。本人も気づいていない身体の使い方のクセが、動きの効率を落としているケースがあります。今回は、理学療法士が行う「動作分析」が、学生アスリートのパフォーマンス向上にどうつながるのかをご紹介します。


1.「頑張っているのに結果が出ない」、その理由は動作のクセかもしれません


練習量を増やしたり、筋トレに励んだりしても、思うように結果につながらないことがあります。その背景には、本人が意識していない身体の使い方のクセが、動きの効率を下げているケースが少なくありません。


こうしたクセは、鏡で見たり自分の感覚で確認したりするだけでは、なかなか気づきにくいものです。コーチや周囲から「フォームがおかしい」と指摘されても、具体的に何をどう直せばよいのかがわからないまま、練習を重ねてしまうことも珍しくありません。


2.動作分析とは何か


動作分析とは、走る・跳ぶ・方向を変える・投げるといった、競技に必要な動作を実際に行っていただきながら、身体の使い方を確認していく取り組みです。

具体的には、以下のような点を確認します。


  • 関節の動く範囲(可動域)に制限がないか

  • 筋力のバランスに左右差がないか

  • 動作中の重心の位置や、体幹の使い方

  • 一つの動作の中で、身体のどの部分が主に働いているか

  • 動作の動き始めがどこから動き出しているか

  • 動作が途切れなく滑らかに動いているか

  • ゆっくりでもはやくでも動けるか

  • 関節の動揺が大きくないか


理学療法士は本来、年齢や性別、ケガの有無を問わず、日常的にこうした動作分析を行っている専門職です。大切なのは、見た目のフォームだけを整えるのではなく、医学的な知識をもとに、その動作を支えている身体の機能(柔軟性・筋力・バランスなど)まで含めて評価することです。フォームの指導だけでは改善しにくかった動きが、身体機能の課題にアプローチすることで変化することもあります。この視点は、成長期特有の身体の変化を踏まえた評価や、ケガの有無にかかわらずパフォーマンス向上に役立てられる評価にもつながります。


3.学生アスリートにとって動作分析が特に重要な理由


学生アスリートの場合、動作分析には大人のアスリート以上に重要な意味があります。


  • 成長期は身体のバランスが変化し続けている:

    身長が伸びる時期は、骨・筋肉・関節の発達のバランスが変わりやすく、以前はできていた動作が急にやりにくくなることがあります。身長や体重の動向と身体の動かし方の状態を照らし合わせながら確認することで、その時期に合った身体づくりがしやすくなります。

  • 団体競技では、ポジションごとに求められる動作が異なる:

    たとえばバスケットボールならガードとセンターでは走る距離やジャンプの頻度が異なり、サッカーならポジションによって求められる瞬発力や持久力の配分が変わります。自分のポジションに必要な動作を踏まえて確認することで、より実践的な気づきが得られます。

  • クセは早いうちほど直しやすい:

    動作のクセは、身についてから年数が経つほど修正に時間がかかる傾向があります。成長期のうちに一度確認しておくことは、その後の競技人生においても意味のある投資になります。


なお、ケガのリスクという観点からの動作確認については、スポーツ中のケガを防ぎたいなら、まず知っておきたいことでも詳しくご紹介しています。今回の記事は、ケガの有無にかかわらず、パフォーマンス向上を目的とした動作の見直しという視点でお伝えしています。


4.動作分析でわかること・その後のアプローチ


動作分析を行うと、たとえば「片脚に体重が乗りやすい」「股関節よりも膝や足首で頑張って動いてしまっている」といった、本人が意識していなかった身体の使い方の傾向が見えてくることがあります。

こうした傾向がわかった後は、その内容に応じて、柔軟性を高めるストレッチや、うまく使えていない筋肉を働かせるトレーニング、フォームを意識するためのポイントなどを提案します。一度の確認・提案で終わるものではなく、練習を重ねる中で身体の状態も変化していくため、継続的に見直していくことでより効果を実感しやすくなります。シーズンのフェーズに応じた継続的なプログラムの考え方については、アスリートのコンディショニングは自宅でもできる?でも詳しくご紹介しています。

効果の感じ方には個人差があり、動作分析やトレーニングによって必ず記録が向上することをお約束するものではない点はご留意ください。


5.理学療法士による動作分析という選択肢


TAYO WORKSのオリジナリティは、理学療法士がトレーナーとして直接指導にあたる点に加え、訪問スタイルでサービスを提供している点にあります。ご自宅や練習場まで伺い、実際の練習環境に近い形で動作分析を行うことで、競技で使う動作をその場で確認でき、ジムなどで一般的な動作をチェックするよりも実践的な気づきが得られやすいという特徴があります。

TAYO WORKS 代表 理学療法士・和田唯誠(写真左)とスタッフ 理学療法士・はるか(写真右)
TAYO WORKS 代表 理学療法士・和田唯誠(写真左)とスタッフ 理学療法士・はるか(写真右)

個人向けの訪問パーソナルトレーニングに加えて、チームやグループでの訪問セミパーソナルトレーニングにも対応しており、その場合も動作分析は一人ひとりに対して行うことを基本としています。


実際に、フィンスイミング元日本代表の藤巻紗月選手も、動作分析を軸にしたアプローチを継続的に受けながら、動きの質を改善されています。詳しいお話はこちらのインタビュー記事でご覧いただけます。


訪問パーソナルトレーニング全般の流れや料金については、訪問パーソナルトレーニングのすべてにまとめています。


6.よくある質問


Q. ケガをしていなくても動作分析を受けられますか?

A. もちろんです。今回ご紹介した動作分析は、ケガの治療や予防だけでなく、パフォーマンス向上を目的として行うこともできます。「記録が伸び悩んでいる」「動きに違和感がある」といった段階でのご相談も歓迎しています。


Q. すでにケガをしていて、病院で治療中ですが利用できますか?

A. はい、ご利用いただけます。治療中は患部のケアを最優先いただきたいところですが、その間にケガをしていない部位の筋力や体力が落ちてしまうと、治療後の競技復帰がかえって遅れてしまうことがあります。最近はジムのような設備を備えた病院や整形外科も増えていますが、TAYO WORKSでは部活動などの活動に参加しながら、その場で取り組めるトレーニングをレクチャーできる点が特徴です。治療と並行して身体を動かす機会を持つことは、モチベーションの維持にもつながると考えています。まずは主治医の指示を優先いただいたうえで、気になる場合はご相談ください。


Q. どんな競技でも対応できますか?

A. 個人競技・団体競技を問わず対応しています。団体競技の場合は、ポジションごとに求められる動作も踏まえながら確認します。気になる競技がある場合は、事前にご相談ください。


Q. 何回くらいで変化を感じられますか?

A. 身体の状態や取り組む競技、目的によって個人差があります。TAYO WORKSでは入会金や年会費などは設けておらず、都度のご利用も可能ですので、まずは一度、現在の動作を確認してみたいという形でのご利用も可能です。継続的に取り組んでいただくことで、変化を感じやすくなる傾向はあります。


7.まとめ


学生アスリートのパフォーマンスが伸び悩む背景には、本人も気づいていない身体の使い方のクセが関係していることがあります。動作分析によって自分の動きの傾向を知ることは、ケガをしていない段階から取り組む価値のある投資です。

TAYO WORKSでは、理学療法士がご自宅や練習場まで伺い、競技の動作に沿った動作分析とサポートを行っています。気になることがあれば、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。

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